第2章 虚構
私たちは脳が作り出したシミュレーション世界を生きている
- 人類はストーリーテリング能力のおかげで多くの危機を乗り越えて現代まで進化出来た
現代の神経科学者や心理学者は、私たちが知覚する”現実”の大半は、脳が生んだ物語で構成された”世界のシミュレーション”だとみなしています。
- 脳が作り出した物語と現実との差分のみ認識
あなたのメンタルが強いか弱いかの問題ではない
- 同じトラブルに対しても苦しむ人と苦しまない人がいるのは、独自のストーリーラインが適応か否かの問題
第3章 結界
本格的な自己の克服に挑む前に正しい「結界の貼り方」を見ていきます。結界の力であなたの内側に安心感を海、自己を捨てても恐怖を抱かないメンタルを整える
薬のサイズが大きくなるほど効き目は強くなる
- 私たちのメンタルにおいて、「セット」と「セッティング」が重要
セット=個人の性格、感情、期待、意図などの状態
セッティング = 物理的、社会的、文化的な環境の状態
驚異は外だけでなく内からも襲いかかる
- 外部環境の調整
内部環境の調整
- 思考とイメージ
- 臓器の感覚
食事・運動・睡眠の改善は大前提。
セットを整える
- 感情の粒度を上げる
- 内受容感覚トレーニング
感情の粒度を上げる
- 新しい言葉を学ぶ
- 感情ラベリングをおこなう
- 過去にでくわしたネガティブな体験を2~3個思い出す
- そこにともなう感情の種類をできるだけ細かく表現する
- 「感情表現辞典」や「類語辞典」 を探すのもおすすめ
感情ラベリングの実践目安は1日5〜10分のラベリングを2〜3週間ほど
内受容感覚トレーニング
セッティングを整える
- 避難所を作る
- グラウンディング
避難所
- セーフプレイスワーク
- ソーシャルサポートワーク
- ネットワークリストの作成
- 親しい人:親しい友人、家族、同僚
- 顔見知りの人:たまに挨拶する隣人、いつものコンビニの店員、よくすれ違う人など
- あこがれの人:自分が理想とする人、尊敬する過去の偉人、好きな映画や本の架空のキャラなど
- 助けになりそうな人:主治医、かつての恩師、法律相談所、ネットのコミュニティなど
- ソーシャルサポート分析
- ネットワークリストの作成
- グランディング
- 脳が「自己」を未来または過去へイメージを広げたため、ネガティブな感情を増すのが原因
- "現在"から意識がそれている
グラウンディング
- 自己解説法
- いまの自分の名前
- 年齢
- いまいる場所
- いましていること
- 次何をするか口に出して説明する
- 54321法
- 暗算法
- 100から7ずつ引き算を行い、0になるまで繰り返す。