第3章 技術トレンドだけではなく世の中の変化も読む
技術トレンドからイノベーションの可能性を探る
様々な技術が登場した理由とは?
- IT業界において、技術トレンドを知らなければ、顧客に対しての説得力のあるメッセージ出せない
- 間違った戦略・戦術をとってしまう
- 技術トレンドの分析するとは
- エンジニアは、どんな技術の流行ろうとしているか、その中でどんな技術が生き残っていきそうか
- マーケターは上記に加えて、「なぜその技術が登場してきたか」「その結果どういったことが起こるのか」を分析することが重要。
- 注目するのは、「その技術」だけではなく、ほかの技術の影響もきちんと見る。
技術の市場への浸透度合いとは速さを知る
- ハイプサイクルとは、新しい技術の浸透度を時間軸と期待度を用いて表すチャート 下記5つのフェーズに分けられている
- 黎明期 |技術が登場したばかり、詳細展望が共有され期待値が高まり始める段階。製品としては、プレビューや試作品の段階。
- 過度な期待のピーク期|未熟ながらも提供されはじめ、事例が紹介される段階。技術の実用化が近いと感じ、技術に対する期待感が上がっていく。しかし、技術の成熟度も高くなく、失敗に終わる確率も高い。
- 幻滅期|導入に失敗や、採算に合わなかったりと様々な理由で成果がでなかったことで、「あの技術はつかえない」といった情報が広がる。ここで「キャズム」と呼ばれる技術が広がるかどうかの分岐点が生まれる。ここを迎えて、なお投資を継続し、企業の期待に答えられるレベルに成熟した技術が次の「啓発期」に進んでいく
- 啓発期|技術の事例や情報が増え、企業の理解も増え始める。採用することによって得られる価値も明らかになっていく。結果、採用企業も増え期待値が再度上がっていく。
- 生産性の安定期|技術が十分成熟し、リスクが十分に少なくなると、多くの企業が採用を始める。ここまでくると当たり前のように使用され、市場に広く浸透している状態。