【読書】チームレジリエンス 困難と不確実性に強いチームのつくり方 池田 めぐみ (著), 安斎 勇樹 (著) Part.5
第5章 レジリエントなチームは被害を最小化する
取り返しのつかない事態を事前に最小化する
「対処」だけでは不十分
- 被害の大きさによっては困難が起きてから対処するのでは遅すぎる場合がある
- 困難に備える「被害を最小化する」ことを日頃から意識する
最小化のための「早期発見」と「事前対策」
困難を早期発見する
- 困難を早期発見するポイント
- "流行り病"から学ぶ
- チーム内部の困難のサインを察知する
"流行り病"から学ぶ
- チームに一人「流行り病」のリサーチ係を設け、情報収集を任せる
- 外部環境の変化や他のチームの観察から困難を予測し、昨今よく起こっている困難を把握するアプローチが必要
- 新聞やニュースを読み込んだり、他のチームがどのような失敗を経験しているのか情報収集も必要
チーム内部の困難のサインを察知する
- 「スケジュールの遅れ」や「パルスサーベイの値」は内部の困難が発露しやすい
すべての困難は避けるべきか?
リスクの中には、ある角度から見ると困難の兆しであるものの、別の角度から見ると成長のチャンスにもつながるものも多くある
チャンスにつながるリスクは、チームの利益になるならばまずやってみる
- その際に、撤退ラインは決めておくこと
困難に備えて事前対策する
困難が生じると、不安や焦りから私たちはスムーズに動けなくなってしまうため、事前に対策を練り、困難がおきたときに少しでも落ち着いて対処できるよう準備する
事前対策のポイント
- "避難訓練"で持病に備える
- 通常業務を手順化する
- いざという時に頼れる「外部専門家リスト」を作成
チームは"持病"を持っている
- 振り返りと教訓づくりを十分に行うチームは"持病"を特定でき、それに備えられる
まだチーム歴が浅くチームの特徴を十分に理解できていない場合は、以下の3つを行う
- 持病を特定する(What)
- 持病の要因を探る(Why)
- 持病の対策を練る(How)
チームの持病を特定するには、チームが過去に経験した困難を振り返ることが大切
- 過去にチームのパフォーマンスが落ちた時期(スランプに陥った時期)はいつか?
- そのとき、どのような被害がチームに生じたか
- チームが二度と経験したくない困難や失敗は何か?
避難訓練の重要性
避難訓練とは危機的な困難がおきたことを想定して、その時どう動くのか、チームで考えを深める実践のこと
- 避難訓練のコツ
- できるだけリアルな訓練をする
- 誰か一人に対処を任せないデザインにする
避難訓練は「やっただけ」では不十分
- 訓練をやっただけで終わりでなく、「経験学習モデル」を用いる
経験学習モデル
- KPTで下記3つを意識し、振り返りによる学ぶを深めていく
- 反省点をたくさん挙げる
- 「個人のミス」で片付けない
- 改善点を社内の他のチームに共有する

