アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

ブランディングデザインの教科書 西澤明洋 (著) Part1

はじめに

1時間目 ブランディングとは何か?

 ブランディングデザイナーという仕事

ブランディングデザイナーは「デザイン部長」

  • 経営は経営者がリードし、その経営をどのように具現化するかを考え、形にしていくプロフェッショナル
  • デザイン全体を見ながら、商品の企画や経営の戦略にも口を挟んでいく
  • ブランディングデザインとは経営のデザインで経営者とデザイナーが一緒につくり育て続ける

    ブランディングとは何か

  • 「ブランド(Brand)の語源はなんでしょうか?

    放牧していた自分の牛が、他の牛と混ざってしまったときに区別がきちんとつくように「焼印を押す(Brander)」という行為を表す言葉が転じて「ブランド(Brand)」となったそうです。

  • ブランディングは、その企業の活動が他ときちんと区別できていればいい

  • ただ現代は昔と異なりロゴを刻印して区別するだけでは、ブランディングは機能しない

ブランディングが効く2つの課題

  • 「結構売れているのに知られていない」問題
  • 「良いものを作っているのに売れない」問題
    • ≒「結構売れているけど停滞気味」問題

ブランディングの定義

ブランディングとは、ある商品、サービス、もしくは企業の全体としてのイメージに、ある一定の方向性をつくり出すことで他者と差異化すること

  • 端的に、「ブランディング = 差異化※
    • ※「差異化」とはマーケティング用語の「差別化」とほぼ同義。「差別化」という言葉は、メディアによって差別用語に指定されてしまうため「差異化」としている

ブランディングデザインとは、ブランド全体をデザインし、他者と差異化すること

差異化とは何か

  • 焼印は「区別」、「差異化」はその区別より一歩進んだ状態
  • 「うちの中身は、ここが他とは全然違うよ」ときちんと本当の価値を伝えきるところまでいかないとこれからの企業は生き残っていけない時代に突入 している

  • 差異化」|「他とはどう違うのか」というブランドの本質的価値をお客様に正しく伝えること

ブランディングマーケティング

  • ブランディングマーケティングはかぶる部分が多いが決定的に違うのが、「目的」の違い

  • マーケティング活動とはどういう活動かを考える

    • 例えば、スーパーにある100円のペットボトルの水を売れるようにするにはどうすれば良いか?
    • 販売場所を変える(Place)
    • 値段を変える(Price)
    • POPやチラシの販促をする(Promotion)
    • 味を良くする(Product)
    • これらは「売る」という目的に向かってコントロールしていくのがマーケティング
  • ブランディングは手段レベルではマーケティングと似たようなこともあるが、目的は「伝える」ただの伝えるではなく「人から人へ自然に伝わる」のが理想

インターネットが信用価値を変える

今の僕たちは、広告をあまり使用していません。広告はお金さえ払えば企業都合なんでも言えるものだと誰もが気づいてしまっている

  • 今は「信用できる誰かがすすめる = 信頼性が高い
  • 情報の信用根拠を、対象そのものでなく、利害関係のない第三者(できれば有識者や身近な人)に求め始めている

「売る」よりもまず「伝言」

  • 「売る」ことを軽視するものではない

    ブランディングとは伝言ゲームのように自然に企業の本質情報が伝わっていいく状態を目指すことが目的であり、売り上げを上げることが目的ではないと。伝言ゲームがちゃんとできてから、売り上げを考える

  • ブランディングの成功のために、ブランディングの目的は「売る」よりも「伝言」にある

ブランディングの3条件

  1. トップの熱い思い
  2. 良いモノ(サービス)
  3. コミュニケーションチーム

  4. この123の順番に重要

「つくる」と「伝える」の両輪体制を自社で持つ