イシューからはじめよ[改訂版]――知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人 (著) 【読書メモ】Part.3
Chapter 2 仮説ドリブン① イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
イシュー分析とは何か
- イシューを見極めたあとは「解の質」を十分に高めなければならない
- そのための作業が「ストーリーライン」づくりとそれに基づく「絵コンテ」づくり
- この2つが「イシュー分析(またはイシューアナリシス)」
- 本章はストーリーラインづくりとその進め方のコツについて紹介

STEP1 イシューを分解する
意味のある分解とは
- 多くの場合はイシューは大きな問いのため、「答えを出せるサイズ」にまで分解する
- 分解したイシューを「サブイシュー」という
- イシューを分解するときには、「ダブりもモレもなく」砕く、「本質的に意味のある固まりで」砕く
イシューを分解する「型」
- WHERE … どのような領域を狙うべきか
- WHAT …具体的にどのような勝ちパターンを築くべきか
- HOW …具体的な取り組みをどのように実現していくべきか
型がないときには「逆算」する
- 新規性の高い課題の場合、イシューを分解するための型がほとんどないこともある
- こうした場合は、「最後にほしいもの」から考える
- そこから必要となる要素を何度も仮想的にシュミレーションすることが、ダブりもモレもないイシューの分解の基本
イシューを分解する効用
- 課題の全体像がみえやすくなる
- サブイシューのうち、取り組む優先順位の高いものが見えやすくなる
分解してそれぞれに仮説を立てる
- サブイシューに対してもスタンスをとり、仮説を立てる
Column MECEとフレームワーク
イシューを分解するときに登場した「ダブりもモレもなく」という考え方をMECEという

考え方の枠組みをフレームワークと呼んでいる
- サブイシューを洗い出す際には「何がわかればこの意思決定ができるか」という視点でみる
- 危険なのは、フレームワークにこだわりすぎて、目の前のイシューを無理やりそのフレームにはめ込んで本質的なポイントを見失ってしまうこと
STEP2 ストーリーラインを組み立てる
典型的なストーリーの流れは次のようなものだ。
1. 必要な問題意識・前提となる知識の共有
2. カギとなるイシュー、サブイシューの明確化
3. それぞれのサブイシューについての検討結果
4. それらを総合した意味合いの整理
ストーリーラインの役割
ストーリーラインは検討が進み、サブイシューに答えが出るたびに、あるいは新しい気付き・洞察が得られるたびに、書き換えて磨いていくものだ。
立ち上げ段階
- 何を検証するために、どのような活動をするのか、という目的意識を揃える
分析・検討段階
- イシューに対する仮説の検証がどこまでできているのか、分析結果や新しい事実が生まれるたびに肉付けし、刷新する。
まとめの段階
- 最終的なプレゼン資料、論文を取りまとめる最大の推進装置
漠然としたアイデアしか浮かばない人は、主語と動詞を明確にし、一体自分は何を言おうをしているのかを箇条書きで明確にする「イシューと仮説出し」を日々行うことをお勧めする。
ストーリーラインの2つの型
WHYの並び立て
- 最終的に言いたいメッセージについて、理由や具体的なやり方を「並列的に立てる」ことでメッセージをサポートする
空・雨・傘
- 「空」…〇〇が問題だ(課題の確認)
- 「雨」…この問題を解くには、ここを見極めなければならない(課題の深掘り)
「傘」...そうだとすると、こうしよう(結論)
というようにストーリーを組んで、最終的に言いたいこと(ふつうは「傘」の結論)を支えるどちらの最終的に伝えようとしていることを、サブ的なメッセージで支えるピラミッド構造をしている

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