【読書メモ】冒険する組織のつくりかた 安斎勇樹 (著) Part.2
序論 冒険する組織とはなにか?
「古びた武器」を捨てるのではなく、「新たな航海」に再利用する
現代のビジネス戦略の考え方は、軍事戦略の知の体系やフレームワークをもとに発展
軍事的ツールをすべて放棄するわけではない
- 大事なのはツールとしての有益性と背景にある世界観を切り離して考える
時代環境に合わせて「組織の価値基準(WHY)」をアップデートしつつ、軍事的世界観のなかで育まれた「組織の方法論(HOW)」を賢く活用する
「奪い合い」から「開拓」へ
ビジネスや経営の大きな転換点
- 成長の限界が見えてきた
- 個人の価値観の大きな変化「長寿化」「生成AI(人口知能) の登場」
事業成長と人的成長の両面での価値転換が進んだ結果、ビジネスの前提「ライバル会社と競争しながら、マーケットシェアを奪い合い」ことが変わってきた
いまや「仲間と共創しながらよりよい社会の可能性を探求する活動」としてとらえ直されつつある
組織のOSが古いままだと「心理的安全性」も「1on1」も機能しない
- 個人は世界観をシフト、その個人が生きている「社会」全体でも同じような動きが見られる
- ただし、個人と社会の両極に挟まれている「組織」はいまだに古いものの見方が残り続けている
- 組織側の施策
- これらを動かすために「組織のOS」のアップデートが必要
- まずは組織の根底にある「ものの見方」を変えていくこと
軍隊はいずれ"官僚化"する
企業の組織文化は「統率性」を重視するか、「柔軟性」を重視するかに大きく分けられる
軍事的文化とは、統率性のカルチャー
「統率性」の強い企業が肥大化していくと、外部のライバル熾烈な競争に向けられたエネルギーが失われ、次第に「内向き」になっていきます。 その行き着く先が、組織内ルールや社内評価、職位や序列に重きを置く「官僚的文化」です
- ここから抜け出す3つの道
- 心を鬼にして、軍事的文化を取り戻す
- 統率性を緩めて個人の感情に寄り添った「安心感のある組織」に生まれ変わる
- 強い組織に回帰するでもなく、とにかく居心地のいい安心・安全な職場を目指すのでもない「冒険的文化」

「2つの探求」を両立させ、真の「ベンチャー精神」を取り戻す
- 冒険とはリスク、賭けに出るではなく、組織による社会的ミッションの探求と個人の自己実現の探求とを両立させようとする考え方

「冒険する組織」とは、やみくもに危険を冒す組織のことではなく、一人ひとりのメンバーが好奇心や関心に基づいて自己実現を探究し、同時に集団としての社会的ミッションを追い求める組織のことなのです。
- 達成ではなく「探求」
- 自分たちはなんのために冒険するのか?を問いながら、たえず探求し続けるもの
決して「楽しいだけ」ではない。「最も過酷な道」かもしれない
- 冒険する組織は「ぬるま湯」ではない
- たえず、「なぜ自分はこの船に乗っているのか?」という問いに向き合い続けなければならない
