【読書メモ】冒険する組織のつくりかた 安斎勇樹 (著) Part.8
第6章 冒険する「対話の場づくり」
会議のレンズ
伝令と意思決定の場から対話と価値創造の場
会議の基本原則
ハレとケの場づくりに工夫を凝らす
KEY9 「ファシリテーターとしての芸風」を全メンバーで磨く
ファシリテーション力が求められる時代ー「前提」をすり合わせる対話力
- チーム・組織内のズレや違和感は何事なかったかのようにスルーされる
- 人にはバイアスがあるため、解釈のズレ自体はふせげない、そのために「対話」を欠かさないことが大切
- いきなり社内のコミュニケーションを対話的にするのではなく、会議のような「場」 そのものを変えていくことからはじめていく
- そのときに一番効果的なのが「ファシリテーション」の技術を持った人が会議の進行をする
- 定例ミーティングの司会役を持ち回り制にして、「全員ファシリテーション」を身につける
- メンバーにミーティングの場づくりそのものを任せるなどを実施する
- その際に、ファシリテーションを任せっぱなしにするのではなく、企画段階の目線合わせのサポートや、終了後に手短なフィードバックの時間を設けるなど学びの機会としての支援も効果的
名MCを目指さなくていいー4つの芸風を意識すれば、だれでも司会になれる

「声の大きい人」に振り回されないためには?ー「ずれないファシリテーション」の基本3ステップ
基本の3ステップ
- ①目線のズレに気づく
- ②目線のズレを可視化する
- ③目線のズレを合わせる
KEY10 「日々の定例ミーティング」の質を底上げする
「日々の会議」には、その会社のエッセンスが詰まっている
- 定例ミーティングの質に徹底的にこだわる
「2つの流れ」を見直せば、会議のムダはすぐに減らせるー「冒険的ミーティング」のデザイン技法
- 流れは「1つのミーティングにおける時間の使い方(ミクロな流れ)」と「複数のミーティング同士の配置(マクロな流れ)を意識する
「ミクロな流れ」で意識する7つのコツ
ミーティングのコツ①開始時に目的をしっかり共有する
- なんのための会議なのか、共通のゴールはどこにあるのか?のすり合わせを行う
ミーティングのコツ②ちょっとしたアイスブレイクを入れる
- いきなり本題に入らず、軽いアイスブレイク(チェックイン)を挟む
ミーティングのコツ③問いかけを工夫して意見を引き出す
- 「このアイデアは100点満点中だと何点ですか?」など、みんなの答えが出やすい問いかけを意識する
ミーティングのコツ④インプットでアイデアを刺激する
- ミーティング冒頭でアジェンダに関連した事例(自社・他社・海外など)を手短に提示する
- インプットは長くなりすぎるのは避けたほうが良いため、量が多い場合は会議前に資料を共有するなどしておく
ミーティングのコツ⑤議事録の工夫で、場を活性化させる
- オンライン会議であれば、議事録をリアルタイムで画面共有しながら、話し合いをする
ミーティングのコツ⑥あらかじめ役割・期待を付与する
- 若手にファシリテーター役をお願いするなどの工夫が必要
ミーティングのコツ⑦終了時に「まとめ」をしっかり確認する
- 決まったこと、決められなかったこと、次回に向けてどうするかなどを最後に確認する
御社の毎週の会議は"どこ"からはじまっている?ー定例ミーティングの「マクロな流れ」
- 定例会議のマクロな流れをきちんと考える
- それぞれの会議が"なんとなく"とか”これまでの慣例”でというスケジューリングされている場合や、幹部のスケジュールの都合で会議がバラバラに配置されているのは"黄信号"
- 組織のボトムアップなことを期待する場合は、以下のような流れを意識する
- 週初めにリーダーと各メンバー間での1on1
- 1on1で上がってきた声をチームの定例ミーティングのアジェンダに反映
- 定例ミーティングの議題の結果を受けて、マネジャー会議でも検討
- 最後に経営会議が行われる
- 大事なのは、「定例ミーティングの総点検」は欠かせない。いつ、どの会議に、誰が出席するべきなのかを見直す
KEY11 ハレの場としての「全社総会」に命をかける
「日常しかない会社」は見放されるー軍隊にすら"宴"がある理由
- 全社総会という「ハレ」の場にも力を入れていくべき
熱心な乗組員ほど、「船に乗っている理由」を見失うー「探究のズレ」を整える最強のツール
「探究の整合」には終わりがありません。よほど小さな船でないかぎり、乗組員はそれぞれの持ち場での仕事に目を奪われ、自分たちの船がどこを目指して冒険しているのか、自分はなぜこの船に乗っているのかを見失いがちです
- どれだけ組織規模が大きくなっても全社総会の重要性やその目的に変わりはない
- 探究の整合を意識しながら、各社ならではの全社総会を行う
トップリーダーのための「ストーリーテリング」の技法ー「業績」と「探求」をつなぐ話し方
全社総会で業績を振り返る際のポイントは、KPIやKGIの数値達成度についてだけでなく、ALIIVEな問いの探究成果にも触れる
- 目標を追い求める過程で、どんな可能性が広がったか?/どんな学びの機会になったか?など
探究と結びつけたストーリーテリングを意識する
起爆剤となる「問い」を投げかけ、対話の場の「熱量」を高める
全社総会を冒険的なミーティングの象徴として設計していくならば、メンバー同士が対話する時間を必ずとるべき
全社総会での対話は、結論を出すことが目的ではない全員が「組織」を主語にして語り合うことで、「社会的ミッションの探究」を支える「事業ケイパビリティの探究」と組織アイデンティティの探究を前進させることに意味がある
