■読書
◎感想
本書を先日アクティブ・ブック・ダイアローグ®ABD読書会にて、
拝読したので、そちらをまとめていければと思います。
私が読んだパートは第2章の「中の下の反乱」という章になります。
大勢の人びとが生活不安に直面している今の状況を乗り越えるために、
懸命な努力が続いているが、そこでの方法は↑の2つによるアプローチになる。
ただし、両方とも選択肢となりえない状況に置かれている。
その中で置き去れにされている中の下〜下の上〜下の下の代表されない人たちが
連携し、社会的弱者を見殺しにしない形での新たなリベラルを構想できるのか。
といった問で第2章は閉じられていた。
【他の方がまとめた他の章から気になったことピックアップ】
◎第1章鳴り響く「一億総勤労社会」の号砲
生活保護の利用者がスウェーデン8割、フランス9割(当然の権利)
日本は2割未満、勤労の美徳が不勤労の不道徳と背中合わせ
生活水準の低下、将来への不安、国際的な地位の劣化(OECD加盟国 90年代2位→2017年18位)
◎第3章 再分配革命―頼り合える社会へ
ベーシックサービスの導入 →受益者を増えることで、他社を信頼できるシステム作り
格差を理由にするから、痛みを分かち合う
◎第4章 貯蓄ゼロでも不安ゼロ
無駄をなくしても財政再建につながらない
税 → 取られるもの / 貯蓄→資産と考える人が多い
税を通じて、社会の蓄えをつくる社会
◎第5章 「生の保障」を軸とした分配の大転換
*低所得者は、消費税などがあがったときに、収入をほぼ消費に使ってしまう
一方で、高所得者は、ある程度消費の割合をコントロールできる。
◎第6章 選択不能社会を終わらせる
人口減少時代をどう生きるか?
生きるため、暮らすために支え合う
など内容として、税金の話をする本かと思っていましたが、内容として
現代の社会に対して、利己的になりすぎていて、自分だけを考えることをやめ
もっと協力をしていくことを考えさせる本でした。
改めて自分でも全部読んでいますので、追記がありましたら、別の記事を作成いたします。