アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

【読書メモ】模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書 佐宗 邦威 (著) Part1 はじめに

はじめに 創造する力とは希望をつくる力

創造というとどんなイメージをもちますか?

この本でいう創造 = 自分の内面の感性で、いまはまだ存在していないものを想像し、それを世の中に実際に形にしていくあらゆる行為

  • ノートに落書きすること
  • youtubeに動画を撮ってみること
  • 感じたことを日記や詩にすること

創造力はビジネスシーンだけでなく、「自分らしく生きる」ためにも必要なスキル

本書の伝えたいことは
創造 = 希望をつくる力

創造する力をどのように身につけたら良いのでしょうか?
それは「まね」からはじめることです。

まねをする、模倣は、創造の道の第一歩
もう一つ重要なことは、創造を仰々しいものとして捉えないこと

創造心理学の研究では、あるアイデアや作品が創造的であるかどうかの判断は以下の3つと定義されている

  1. 新しく

  2. 独自性があり

  3. 役に立つもの
    iPhoneやテスラは創造的なもの

創造性はそれだけではない

自分の世界を楽しく、充実して生きていくための秘訣は、自分のつくりたいものを考え、自分でつくるという力を身につけるということ

創造性研究の分野では、創造性を二つのタイプに分けています。それは Big-C(大文字の創造性) とMini-c(小文字の創造性) です。  Big-Cとは、社会に大きな影響を与え、社会的な評価も十分になされるような、スティーブ・ジョブズや、パブロ・ピカソなどの著名な人物の創造性をいうものです。一方で、Mini-cはいってみれば創意工夫と呼ばれるような考え方で、絵を描く、YouTubeTikTokで動画を撮る、料理の新しいレシピを楽しんでみる、家具をDIYするなど、誰もが持っているとされてい います。

現代はiPadiPhoneのアプリを使うことで、誰もが簡単に創作を行うことができるようになり、多くの人がMini-cを発揮できる、創造性が民主化された時代になっている。

この創造力を発揮するためにどうすればよいのか? カギは「自分の気持ちに素直であること」

創造の行為は、自分自身の理想を表現したもの

子ども時代は誰もが持っていた能力。
社会に適応していくなかで、使うことをやめてしまった力。

子どもは、誰かと比較することなく、自分で自分の世界を表現する、創造という行為を無邪気に楽しみます。このような力は、誰でも取り戻すことができますし、人それぞれの人生に 彩りを与える力になるはず

創造の本質を次の3つの段階に分けて紹介

最初の段階は、 模倣 です。「まねる」ことですが、 大事なのはどのようにまねるか です。模倣の段階は、僕なりに言い換えるなら「感性のセンサーを働かせる」 ためのものです。「センスを磨く」のもこの段階が重要です。頭で考えすぎず自分が「好きだなあ」と思うものを身体で感じ、観察し、徹底的に模倣することから始まります。この段階は、意識を外に向け、自分の感性のセンサーが反応するものと出会っていくのが重要です。

第 2 段階は、 想像 です。日常を感性のセンサーを働かせて過ごしていると、だんだんそのなかで違和感を覚えるものが出てくるはずです。それに対して、自分だったらどうするかを考え、 世の中にあるものをちょっとずつ変えて自分らしさをちょっとずつ入れ込んでいく。この過程は、自分自身がつくりたい創造のテーマと出会う段階です。  

第 3 段階は、 創造 です。自分なりのテーマを具体化するために、インプット─ジャンプ─アウトプットを繰り返す、 自分の創造サイクルをどんどん回し、制作物に落とし込んでいく 段階です。