アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

【読書メモ】新マーケティング原論 ──「売れる戦略」のシンプルな本質 Part1

はじめに

「3Cはなぜ『3C』なんでしょうか?

  • フレームワークのことはWhatはわかっているが、Whyはわからない
  • 本書の狙いは、ふつうの読者が「たしかにね」と感じるであろう常識に基づいて、マーケティングの土台を整理すること
QUESTION
「4Pはなぜ『4P』なのか?」
いまのあなたに最もしっくり来る回答を①〜④のなかから選んでみてください。

ANSWER
①「なぜ『4P』なのか、きっちり説明できます!」
②「説明する自信はないけど・・・4Pがなにか知っています」
③「説明できなそうだし、4つのPってなんだったっけ・・・」
④「4? 4Pってなんですか? 初めて聞きました」
  • 上記②~④を選んだ方向けの内容の本です。

序章 プリンシプルのないマーケティング

マーケティングの世界であたりまえとされていることについて、「そもそもなぜそうだと言えるのか?」を問い直していく

マーケターとは「考える職業」である

  • 優秀なマーケターがしていることは、公式を当てはめて、正解をだすことではなく、常に考えている。徹底的に考え抜いている。

なぜを考えることが「売れる戦略」への近道

  • マーケティングの「なぜ?」を突き詰めていくことはムダなことではない
  • なぜ4Pか?なぜ3Cかを原理を理解せずにうまく使えたとしてもそれは再現性のない勘違い

なぜ本書は「いちばん重要で、わかりやすい入門書」なのか

  • 「なぜそうなのか?」という原理に遡りながら解説することで、この先忘れてしまうこともない、実務の応用でも勘どころを外しづらくなる

  • マーケティングの知識ではなく、「知恵」の獲得を目指している

フレームワークとは「公式」ではなく「補助ツール」

  • マーケティング領域において、「いつでも使える普遍的な公式」はほんとんどない
  • マーケティングに携わる人は、自分で「考える」しかない

    考えて、考えて・・・考えた末に、ギリギリのところで「自分なりの答え」を出すのがマーケターの仕事

  • まったくゼロから考える際に、補助ツールが「フレームワーク

マイケル・ポーターが「戦略」の領域で試みたこと

「私のフレームワークは、このうえなく基本的な論理的関係を示す。いわば物理法則のようなものだ。(中略)これらのフレームワークは、競争の『本質』についての基本的で根本的、かつ不変と思われる関係をしめしているのだ」(『[エッセンシャル版]マイケル・ポーターの競争戦略』早川書房,21ページ)

  • マーケティングの原理をゼロから洗い出して、ビジネスの基礎の「物理法則」を明らかにしていく

大前提としての「コストパフォマンス」

  • マーケティングの原理を体系化するうえで、大前提が必要
  • 冒頭の常識とはなにか、本書では核に「コストパフォーマンス(CP)」を据えている
  • 費用対効果、「かけたコストに対してどれくらいのパフォーマンスが得られるか」
  • 著者は、大規模な聞き取り調査や精密なデータ解析の結果ではなく、「買い手のしての自分自身」を掘り下げる作業を通して、CPを大前提と仮説においた

どこまでも「アート」が残る

  • 優れたマーケターは売り手と買い手の間にWinWinの関係を築く
  • 「買い手」が何を欲しているのかに対する答えが必要
  • その際に「自分自身を掘る」、己自身と買い手とが重なり合う部分を自分のなかに見つけて、徹底的に掘り下げて、自分の仮説を見つけ出す
  • 本書は、マーケティングの普遍的な体系を目指す「サイエンス」としてのマーケティングを志向している
  • しかし、上記のような「自分だったらどういうものがほしいか?」という「決まった正解のない」問いがある「アート」でもある。