第2章 教科書的にはできないITマーケティングの特徴
一般的なマーケティング
マーケティングの定義を振り返る
マーケティングとは顧客、クライアント、パートナー、そして社会にとって価値のある提供物を創造し、伝達し、配達し、交換するための活動、一連の制度、およびプロセスのことです。
フィリップ・コトラーの定義
マーケティングとは、個人や集団が製品や価値を創造し、他者と交換することによって、必要なものや欲しいものを手に入れるための社会的・経営的なプロセスです。
マーケティングとは、価値創造から、それを求める人に価値を提供するまでの一連のプロセス
4PのProduct(製品)、Price(価値)、Promotion(販売促進)、Place(流通)
マーケティング基本プロセス「R-STP-MM-I-C」
マーケティングフレームワーク
IT企業におけるBtoBマーケティングの特徴
ライセンスを通じて権利を販売するということ
- ビジネスの課題解決という価値を提供する。
- ソフトウェアやクラウドサービスは、価値の実態が分かりづらい。
- だからこそ、自分が売っているものの実態は何か把握しておく必要がある
- サービスを導入し、実際に運用、組織として価値を生み出せるための活動ができるようになる。この流れを顧客に理解してもらう。
サービスがどのように機能するかだけでなく、組織として価値を生むためにどのように変化をすべきかという点も説明していくことが必要。
サービスの導入だけでビジネスの課題が解決するわけではない。
- 導入後に、現状のビジネスのやり方と変化が発生する。
- その変化が製品やサービスが提供する価値といかに結びついているか顧客に理解が必要。