第4章 避けることができない9つの問題
問題1 問題社員が現れる
- 法的な問題を犯す社員 → 法務や上司にすぐに報告する
能力が低い社員への対応は要注意
- 職務を遂行する能力が標準的な社員よりも極端に低い社員への対処
- 本当に、職務遂行できないレベルであれば人事部に相談し正当な理由をつけての解雇も考えられる
- しかしそこまでひどい訳では無いので、諦めず能力を引き出すことを考える
- 能力が低い社員に対して、「自分ができることは他人にもできるはず」という発想で当たるのは最も大きな誤り
- そういった社員に対しても、こなせる仕事を課長が見つけ出し、できる仕事がある、会社の役に立てることがある、課長から「ありがとう」と言われるような小さくてもそれなりの成果を出せる状況をつくる
問題2 部下が「会社を辞める」と言い出す
まずは部下の「決意の度合い」を確認する
部下の退職は上司の責任
問題3 心の病にかかる部下が現れる
ストレスの感じ方にはかなりの個人差もあるので、それぞの部下の状態をしっかりと把握しておくことが重要
- 心の病は誰にでも起こりうると考えておく
心の病のきざしを発見する
- 早い段階で気がつくことがタイセル
- 「他人の微妙な変化」に気がつく人は圧倒的に女性が多い
基礎知識を身につけ、従業員支援プログラムを活用する
きちんと時間を設けてメンタルヘルスの基礎を学んでおく必要がある
- また、部下自身による、自分のケアも重要
問題4 外国人の上司や部下を持つ日がくる
自腹であっても、とにかく海外に行く機会を増やすことが大切
問題5 ヘッドハンターから声がかかる
- 課長クラスの人材はこれから極端に足りなくなってくる
転職したら前の職場の話はしない
- あたし異職場のルーティン・ワークをしっかりと覚えることから始める
問題6 海外駐在を求められる
どうせ転職を考えるなら、外国企業の外国本社
- 外国企業の外国本社に勤務すると仕事においてスキルがすべてという事実
- 今後は多種多様なバックグランドを持つ部下のマネジメントほど、重要になるスキルはない
海外駐在の可能性がないような職場であれば、外国企業の外国本社への転職は検討に値する
問題7 違法スレスレの行為を求められる
問題8 昇進させる部下を選ぶ
部下を昇進させるときに決して曲げてはならないのは、イエスマンを選ぶのではなく、多少トゲがあっても必ず「本物」を昇進させる
「本物」をどうやって見分けるか?
「本物」とは個人的な利害ではなく、会社全体の利害を考えて会社を成長させることができる人物、さらに従業員のみんなをハッピーにするために、無私に優れた仕事をすることができる人物
問題9 ベテラン係長が言うことを効かなくなる
良い関係を築けていると信じていた係長から、いきなり攻撃をうけても驚いてはいけない
- 必要な知識を教えるのではなく、そうした知識を得るための態度を教える
自らの権威づけする
- 権威付けの方法1 社内のネットワークの広さをアピールする
- 権威付けの方法2 自己イメージの管理に気を配る
- 権威付けの方法3 社会的な証明を得る