アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

【読書メモ】はじめての課長の教科書 第3版 Part.2

課長の8つのスキル

スキル1.部下を守り安心させる

  • 悪い情報がどれほどすばやく部下から上がってくるかが、課長の死活問題
    • ガチガチの成果主義の企業だと一回の失敗で一生のキャリアがダメになってしまう
  • 部下が安心して業務に専念できる環境を作る

スキル2.部下をほめ方向性を明確にする

  • ほめる ≠ お世辞や、おだてる
  • ほめる = 感謝の意を示しつつ、部下の進むべき方向をはっきりと示すこと
  • 自分がほめるスキルが足りないことを自覚し、身につけるためには、まず部下の正しい行動をほめ、さらに小さいものでも部下が出した成果を、その部下の能力や実績と照らし合わせて評価する
    • 「自分ならもっと上手くやる」などと言わない

      ほめるときは人前でほめる

  • 多くの人が集まるところでほめる、複数の人ではなく、ただ一人をしっかりと
  • 一方で、誰から見ても高い能力を示し、昇進がほぼ約束されているようなキーマンの部下には、直接ではなく、第3者の口から思うところを伝えるよう周りに伝える
  • 自分がこんなふうにほめられたら嬉しいだろうなと想像力を働かせて、効果的に感謝の気持ちを表現する

スキル3.部下を叱り変化をうながす

  • 人間は自分から「変わる」ことにはあまり抵抗しないが、自らを誰かに「変えられる」ことには強く抵抗する

必ず人陰でこっそり叱る

  • 叱るのは、ほめるより難しい
  • 人間は叱られるフィードバックなしで、なかなか成長できない生き物
    • 大人の成長の2割は、こうしたフィードバックによるもの
  • 叱る場合は必ず人陰でこっそりと叱る
    • 自分の失敗談や、会社の上層部にいる人の失敗談から入ると、全体の印象がピリピリせずに和やかになる

部下の叱り方 4つのフェーズ

  • フェーズ1 事実関係を確認する
  • フェーズ2 問題に至った原因を究明させる
  • フェーズ3 部下が気づかなければ、直接原因を伝え、部下を叱る
  • フェーズ4 感情のフォローアップをする

スキル4.現場を観察し次を予測する

  • 現場で重要な情報を収集し、それをビジネスモデルとして構築するのは容易ではない。それが課長に求められていること
  • 現場、すなわち顧客接点において、なにが起こっているのかを正確に把握し、課題を見出し、それをプロセスで解決することが課長の仕事

「監視」ではなく「注目」する

  • 教育をしたら、あとは部下の能力を信頼し、部下の思う通りに仕事をさせるというのが現代的な管理手法
  • 現場では、直感に頼って情報を収集する
    • メールや報告書では感じ取れない「熱(ホット・スポット)」を感じ取ることに意識する
    • そのうえで、「次に起こること」を予測しながら仕事のプランを立てつことができるようになる

スキル5.ストレスを過度な状態に管理する

  • 適度なストレスがある状態は人が良好なパフォーマンスを出すために必要なもの

  • ゾーン1 ストレスが低すぎる
    • 退屈は人間のとっての最悪の牢屋
  • ゾーン2 ストレスをかけるほどパフォーマンスが上がる
    • ストレスによってパフォーマンスが上がっているとはいえ、それはこれまで通りの仕事のやり方で、仕事量を増やしているだけ
    • 新しい仕事のやり方を身につけることができない
  • ゾーン3 ストレスをかけるほどパフォーマンスが下がる
    • このゾーンにいると仕事の現状に疑問を抱き始め転職を考える可能性が高まっている
    • ただし、このゾーンはイノベーションを起こす可能性が高い「ラジカルな状態」である
    • イノベーションは、大きなプレッシャーな中からしか生まれない
    • 自分の能力を超えて、「これまでとは違うやり方を試しながら、新しい自分に脱皮する」
  • ゾーン4 ストレスが多すぎる

    • この状態は、様々な事故やミスをおこしやすく、ビジネス全体にとって危険な存在
  • 結論としては、ストレスレベルをゾーン2とゾーン3になるようコントロールすることがストレス管理の本質

スキル6.部下をコーチングして答えを引き出す

  • コーチングの前提としてh,「問題の答えは、その人の中にこそ存在する」という発想
  • コーチングは質問をベースにしたコミュニケーションの技術で、「上手に質問を繰り出すことで、問題をその人自身に解決させようという試み」

コーチングの3つの目的

  • 目的1 潜在能力を引き出す
  • 目的2 思考プロセスを鍛える
  • 目的3 モチベーションを高める

コーチングの3つの心構え

  • 心構え1 部下の価値を認め、可能性を信じる
  • 心構え2 秘密を固く守り、信頼関係を築く
  • 心構え3 コーチングですべての問題が解決できるとは思わない
    • ときには、アドバイスや指示を与えたり、ほめたり叱ったりをすることも必要

コーチングの3つの禁止事項

  • 禁止事項1 アドバイスや指示、提案などは決して行わない
  • 禁止事項2 YES,Noで答えられるような質問は避ける
  • 禁止事項3 「なぜ?」と質問するときには、非難の意味を込めない

コーチングのスキルアップには

  • 毎日のコミュニケーション、会話の一つ一つがコーチングの機会

スキル7.楽しく没頭できるように仕事をアレンジする

  • 部下が日々の仕事からフリー体験を得ることができるとするなら、それは最高の状態

仕事に没頭する状態の5つの条件

  • 条件1 やることの目的と価値が明確になっている
  • 条件2 活動を自分でコントロールできる
  • 条件3 活動の難易度がちょうど良い
  • 条件4 活動中に邪魔が入らない
  • 条件5 活動の最中、その成功と失敗が明確になる

スキル8 オフサイト・ミーティングでチームの結束を高める

  • 論理ではなく、「共感」
  • まじめではなく、「遊び心」を大切にするミーティング

飲み会に代わる本音のコミュニケーションの場

  • オフサイト・ミーティングのルール
    • 「自分はこう思う」という語り合いをする(議論をしない)
    • 話している人以外の人は、聞くことに徹する
    • 十分な時間を確保して、勤務時間中に行う(最低でも半日以上が望ましい)
    • 特定の誰かを批判することにならないような大きなテーマで語り合うのが望ましい
    • テーマから外れてしまうような話も容認する(批判はなし)
    • 結論が出なくて当たり前

オフサイト・ミーティングは継続して何度も行う

  • このミーティングの難しさは、継続させること
  • 多少の合理性が犠牲になっても、チームのメンバーがお互いに心の壁を取り払って話し合えるような状態にあることが理想的