アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

任せるコツ 山本 渉 (著) 読書メモ Part9

第9章 任せて最高の成果を出すために

最高のエンパワーメント

「タレントマネジメント」の重要性

  • タレント = 才能
  • 人と仕事の適切なマッチングには、チームに所属する全員の能力や経験を情報として管理する「人材マネジメント」が重要

プレーヤー→マネジメントへのマインドチェンジ

  • 「自分はこうだった」という判断基準を捨てる
  • こまかい指示をするマイクロマネジメントをやめる
  • 権限委譲をして自主性を尊重する

  • これがエンパワーメントの教科書のようなマネジメント

    • 裁量権を与え自身で意思決定をすることで、個人の能力を活性化すること

「教える」より大切なのは「教えてもらう」こと

  • 教えるより重要な「教えてもらう」こと

    明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ

  • 任せることで時間の余裕ができたら、その時間を現場レベルの貢献より1レイヤー上の俯瞰した視座から、組織を強くすることに費やす

組織的な活動でなくても、自己研鑽や、新たな技術や知識を習得するリスキリングに費やすのも望ましいですし、本を読み、映画を観て、旅に出ることも、魅力的なリーダーになる人間的な素養の源になります。

リーダーは別分野の人脈や知識を身につける

  • これからのリーダーに必要な条件の一つ「越境力
  • 異なる分野へと越境していくマインドと能力が必要

リーダーも失敗を覚悟で挑戦する

  • 哲学者ホッファーの言葉 > 人間は不完全であるからことそ、未完の存在として成長し学び続けることができる
  • 越境し、新しいことにチャレンジすれば、本業のビジネスに還元できるときがくる

  • 室町時代能楽師世阿弥が書いた「風姿花伝

    住する所なきを、まず花と知るべし(一つの場所jに留まることなく、変化をし続けることがもっとも輝くことになる)

「部下の手柄は俺のもの」の新解釈

次世代リーダーの育成

  • プレーヤーの育成ではなく、自身の次に組織を引っ張るリーダー人材の育成

マネジメントを楽しむこと。そしてその姿を見せること

管理職にはならずに、プレーヤーのままでいたい、という人が増えてきています。もしそれが「つまらなそう」「つたそう」という理由が原因なら、誤解を解いてあげてください。

  • マネジメントになってチームを持つと喜びが何倍にもなる
  • 部員が活躍したり、成果をあげたり昇進するたび、単純に喜びが増えて得

リーダーとなりリームを持つことは、喜びが増えること

  • あまり関わっていないのに、その仕事が評価された途端に「あれ、俺がやったんだ」ということを「あれ俺詐欺」
  • 「あれ俺詐欺」自体は良くない行為だが、チームメンバーの活躍を自分ごととして捉えて喜ぶことに関しては推奨
  • 失敗が起きれば責任を感じ、うまくいけば大いに喜ぶ
  • 部下の成果や成長を自分のこととして、捉える

マネージャーの責務として、夢を持たせる必要があります。
ぜひ全力で楽しんで、その楽しさを思いっきり語ってください。

最後は、愛。ギブ&ギブ

心を開いてほしい相手には自分から好意を示す

  • マネージャーとメンバーの関係は、ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブ

見返りを求めず与え続ける

陰で支え、存在さえ忘れられるぐらいがちょうどいいです。

  • 老子の言葉

    太上は下これあるを知るのみ。その次は親しみてこれを誉む。その次はこれを畏る。その下はこれを侮る。(もっとも理想的なリーダーは部下から存在すら意識されない。それより劣るのは部下から尊敬される人。さらに劣るのは部下から恐れられている人。最低なのは部下からバカにされているリーダーだ)

空気のようなリーダーであれ