第3章 アナロジー思考
アナロジー思考とは
- 類似する他の物事と結びつけた新しい発想をしたり当該物事の理解を深めようとしたりする考え方
なぜアナロジー思考が重要なのか
- 飛んだ発想をするにはアナロジー思考が必要不可欠
- ロジカルシンキング = 「誰が聞いても納得できる合理性」⇒ 合理的な人であれば誰がやっても同じ結論
- アナロジー思考を使うことで、他の人では思いつかないような物事のつながりや共通点を見つけて、新しい発想に役立てる
アナロジー思考の思考技術 2つ
- 要素分解する技術
- 抽象的に考える技術
要素分解する技術
- 対象となる物事を要素分解する
- 対象を「課題」「解決方法」に分けて、その上でつなげる
- 課題 = Who × Where × When と 解決方法 = What × How
- 解決方法 = What には「物や技術、データ」。Howには「こうしたWhatの動きやモデル、関係性などが入ります」
抽象的に考える技術
- 重要なポイントは「何を」抽象化するのか、「どこまで」抽象化するのか
- 適切な抽象度を見極めるのは難しい
- 適切な抽象度とは「あまりに抽象的で類推の対象が無数に広がりすぎてしまうレベルから一弾下げた抽象度のもので、つなげる範囲を限定する具体的な要素が最低一つは入っているもの」
アナロジー思考を使った3つの思考法
- 課題を軸に新たな解決方法をつなぐ方法
- 解決方法を軸に新たな解決方法をつなぐ方法
- 解決方法を軸に新たな課題をつなぐ方法
アナロジー思考あれこれ
- エリートたちの思考法
- コンサルティングファームでは、進んだ業界のベストプラクティスを、遅れた業界の課題解決に通用する
創造的な発想以外のアナロジー思考の用途
- 他人へのわかりやすく説明する場合
- 自己の理解を促進する場合