アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

【読書メモ】「僕たちのチーム」のつくりかた メンバーの強みを活かしきるリーダーシップ 伊藤羊一 (著) Part3

2章 指示よりも大切な「聴く」行為

一人ひとり考えは違うから、一人ひとりに聴く

  • 1:nで、全員にコミュニケーションを行うと同時に、1:1の時間をとり、「話を聴く」

1on1でメンバーの「もやもや」を解消する

  • ほんの少し悩ましいことがあって、どう解決したらいいかわからない。さらに自分の業務に影響もあるかといえばそれほどでもない。そんな「もやもや」を気軽に話し、共有する。

1on1ミーティングの基本

  • ヤフーでの1on1ミーティングの定義

    「マネジャー(リーダー)がメンバーのために定期的に時間を割き、メンバーの話に耳を傾けることを通して、目標達成と成長を支援する場」

  • 1on1ミーティングの基本は以下の3つ

    • ①リーダーがメンバーのために、定期的に時間を割く
    • ②メンバーの話に耳を傾ける
    • ③目標達成と成長を支援する

①リーダーがメンバーのために、定期的に時間を割く

1on1ミーティングは「メンバーのための時間」である

  • 頻度としては、毎週、2週間に1回、1ヶ月に1回など。チームにおける1on1の頻度としては、それ以上間が空くのはあまり望ましくないように思える。

メンバーの話に耳を傾ける

基本はメンバーが話し、リーダーは聴く - 適格なアドバイスも必要なく、ただただ、メンバーにたくさん話してもらう

  • 話すことで、自分で何が解決すべき課題かを考え、問題になっていることは何かなどが整理されていく

たくさん話してもらうための下準備

  • 大前提、そもそもの人間関係をつくっておくことが不可欠

「聞いています」のサインを送る

  • 姿勢や表情、うなずきなど、リアクションを使って相手にサインを送る

話を広げる問いかけ、掘り下げる問いかけ

  • 返事だけでなく、質問も交える。
5W1H
  • いつ
  • どこで
  • 誰が
  • 何を
  • なぜ
  • どのように
具体と抽象の軸
  • 具体と抽象を補完するように問いかける

抽象 ⇒ 具体

具体 ⇒ 抽象

「もう少し詳しく教えて」と深掘りする質問と、「他にある?」と広げる質問

聞き手が相手の思考をサポートしていく

  • 話を先に進めるだけでなく、時に立ち止まり、「詳しく教えて?」と深掘りや、「他にある?」と広げる

目標達成と成長を支援する

  • 話を聞くだけの環境ではなく、メンバーの成長につなげる

そのためには、メンバーにたくさん話してもらったあと、そこから気づき(教訓)を得てもらうようにしよう。

コルブの経験学習サイクル

  • 上記のコルブの「経験学習サイクル」が近いイメージ

  • メンバーの気づきにしてもらうには、リーダー側から「答え」を伝えてしまっては意味がない。

伊藤羊一さんのコーチング例
  • 課題解決サイクルをベースの流れとして、前回の1on1から経験したことを気づきの材料にする。
  • ①How? 1週間どうだった、上手くいった?(いかなかった?)
  • ②Where? 具体的にはどこがうまくいった?(いかなかった?)
  • ③Why? それはなぜうまくいった?(いかなかった?)

  • ここまでで、自分の強みなどに気づいてもらう。

  • ④When? What? いつまでに、何をする?

  • 行動をコミットしてもらい、1 on 1 を終了する。
ヤフーの1on1の達人 本間浩輔さんがよく使う3つの言葉
  • もう1度聞くよ?
  • 「・・・」と考えているんだね
  • 「〇〇」ってたくさん言っていたけど、大事なんだね。

質問を投げかけたあとも、きちんと「間」をとって、じっくりと考えてもらう。