第2章 言葉の正体
言葉とは何だろうか?
- 言葉の仕事をする上で、「言葉とは何だろうか?」という問いをずっと考えてきた
辞書という拠り所
心に迷いが生じた時は必ず辞書を引く
新明解国語辞典・・言葉とは
その社会を構成する(同じ民族に属する)人々が思想・意思・感情などを伝え合ったり、諸事物・諸事象を識別したりするための記号として伝統的な慣習に従って用いる音声。また、その音声による表現行為。(広義では、それを表す文字や文字による表現及び人工言語・手話に用いる手振りをも含む)狭義では、中心部分で「いわゆる」を指し示す。伝え合うための言葉
- 広義では、プログラミングや手話、身振り手振りも言葉に含まれる
語源収集家であること
- その言葉の生まれてきた成り立ちを知ることで、創作秘話に手を伸ばせる
語源由来辞典「言葉」
「言(こと)」+「端(は)の」複合語である。
古く、言語を表す語は「言(こと)」が一般的で、「ことば」という語は少なかった。
「言(こと)」には「事」と同じ意味があり、「言(こと)」は事実にもなり得る思い意味を持つようになった。そこから「言(こと)」に事実を伴わない口先だけの軽い意味を持たせようとし、「端(は)」を加えて「ことば」になったと考えられる。奈良時代の「万葉集」では「言葉」「言羽」「辞」の三種類の文字が使われていた。言葉とはなんだろうか?辞書と語源からマイ定義
心の種から言葉が生まれる。
心に思うことを、相手に伝える手段のすべてが言葉だ。
素敵禁止
- あなたには、よく使ってしまう言葉はないだろうか?
- 「ヤバい」「すごい」「エモい」など
- 著者は「素敵」という言葉がそうで、「素敵禁止」というマイルールを設けている。
- 素敵という言葉だけでなく、自分の言葉の選び方のクセを意識すること、その気持ちの奥に手を伸ばしてみる
句読点の打ち方
- 「点と丸の打ち方はどうされてますか?」
- 息継ぎのタイミングを共有するもの
- 文書力を向上させるための基本中の基本であり、続ければ必ず成果が現れるのが、書き上げた後に音読すること。せめて黙読はしっかりやろう。
- 自分がリズムよく読める文章は、相手にも心地よく伝わっていく
心の種を大切に。
言葉選びに、
執着心を持とう。