第4章 無意識を操作!すぐやるメンタルの整え方
メンタルを整えないと初動スピードは上がらない
- メンタルには次の「2つの環境」が大きな影響を与える
- ①外部環境(作業場所、温度、湿度など)
- ②内部環境(睡眠、自律神経、ストレスなど)
- この章では、前向きな気持を手に入れる「メンタル」の整え方に焦点を当て解説
外部環境01 デスク周りを黒や白など「単色」で統一する
- 外部環境で大きなウェイトを占めるのが、「視覚環境」
- 成果を出し続けている人たちの作業環境を調査したところ、デスク周りを黒や白などの「単色」で統一している人が大多数を占めることが明らかになった
- パソコンのキーボード、マウスパッド、デスクマット、筆記用具などをブラック、ホワイトなどの単色で揃え、目から入る情報を極端に少なくしている
外部環境02 デスクの上に大容量のドリンクを置かない
- 大容量のドリンクが机の上にあると、ダラダラと仕事を続けることになって、作業効率が悪くなる
- 座ったままの姿勢が長く続くことで、血流が悪くなってヌムくなったり、集中力の低下をまねく
- 水分補給が目的なら、最小限のボトルで済ませ、できるだけ冷蔵庫や自動販売機まで足を運ぶ習慣を持つことが大切
- 成果を出し続けている人は、アナログのキッチンタイマーで水分補給のタイミングを見計らっている
外部環境03 「整理整頓」を心がけると初速は早くなる
- 作業環境が整理整頓されている
- ムダな情報を目に入れないよう工夫している
外部環境04 自分が集中できる「場所」を見つけておく
- 自分にあった場所、環境を事前に把握しておく
- ここで作業をすれば、短い時間でも効率よく仕事ができると思える場所を持っておけば、そこに行くだけで仕事モードに入ることができる
外部環境05 快適な「温度」と「湿度」を意識する
- 私たちが気持ちよく仕事ができる環境は、室温が25~26℃、湿度40~50%と言われている(※個人差はあり)
内部環境01 7時間の睡眠を取ると、脳の働きが活発になる
- 身体の内側のコンディションを握るのは、「睡眠」、「自律神経」、「ストレス」の3つ
- 睡眠をとることで、脳の老廃物がきれいに消え去って働きが活発化する
- ストレスの解消にも効果がある
内部環境02 「朝のルーティン」を作って心穏やかに一日を始める
- 一日を安定した気持ちで過ごすための「朝のルーティン」を持つ
- 優秀な経営者やビジネスパーソンに朝の行動に共通するのは、「マインドフルネス」を意識していること
内部環境03 スマホを枕元に置かない
- スマホ、パソコンなどの「デジタルデバイス」は一日中ずっと使い続けていると自律神経を乱す原因
- 成果を出し続けている人は、就寝前だけでなく、朝起きてすぐにデジタルデバイスに触らないことも、日常の習慣にしている
内部環境04 「ストレス発散法」を見つけておく
- ストレスというものは、「自然災害」のようなものと考える必要がある
- ストレスをゼロにすることは、できないため最小限に食い止めるための対策が必要
- 「酒」「趣味」「有酸素運動」がビジネスパーソンの上位三つのストレス発散法
- 有酸素運動は、週に2回、30分程度の散歩をするだけでも十分にストレス発散の効果がある
内部環境05 辛い仕事を始める前に「報酬イメージング」を!
- この仕事が終わったら、「どんな達成感や爽快感が得られるのか?」というイメージを頭の中で映像化して、作業に取りかかる
- イメージする映像はできるだけ、具体的でリアルな方がよい
- 静止画よりも動画、モノクロよりカラーで決定的なシーンを映像化することが大事
内部環境06 三つの「ファン」を確認する
- 【ファン①】これまでに、どんな楽しさがありましたか?(過去)
- 【ファン②】今、どんなことにハッピーを感じますか?(現在)
- 【ファン③】これから、どんなことがあればワクワクしますか?(未来)
- 難易度が高く、困難な仕事を始める際に上記三つのファンを確認する
- 楽しさや幸福感は、自分で感じて、自分で見つけ出すもの
内部環境07 脳がやる気を出す「差モチ」の高め方
- 差モチとは、現実と未来の間に乖離があると、それを埋めるために脳が勝手にやる気を出して行動を始めること
- 差モチを引き出すためには、次の三つの記憶の特徴を理解する
- ①未来記憶「この先は、こうしたい」という将来の記憶
- ②現在記憶「こうしなければならない」という目先の記憶
- ③過去記憶「あのときはこうだった」という昔の記憶
- 差モチを引き出すコツは、「未来記憶」と「過去記憶」を持つことで、現実との差を脳に認識させること