はじめに
「任せる」というのは、なぜこんなにも難しいのでしょうか?
本書は、「任せられない人」が相手を成長させ、感謝される任せ方ができるようになる本
間違った「丸投げ」ではなく、相手のことを考えた「正しい丸投げ」は個を成長を促し、組織全体の幸せにつながる
正しい丸投げ・任せ方を学ぶ
第1章「どう頼むか」にはコツがある
依頼に「意義」と「価値」を足すポイント
5つの論点
- 意欲創出
- 目的の明確化
- 欲求の充足
- 選択肢の提示
- 負担の配慮
「学生キャバクラ理論」で伝え方の順番を意識する
- ①「キャバクラで働く人が昼に大学で勉強している」
②「大学生が夜にキャバクラで働いている」
同じ内容を聞いても、「①」のほうが印象が良い - 同じことを伝えるとき、情報の順番が大事
相手の意欲をつくり出す
- 前提として、"仕事を受ける側はすべての仕事を面倒と思っている"
- 意欲をつくり出すために、「感謝される」「褒められる」「自分しかできない特別感」の3つがポイント
目的を明確化する
- 「作業」→意義と価値を足して「仕事」にする
利己的依頼から利他的依頼へ
相手がメリットあるように言い換える
- こちら都合の「この仕事をやってほしい」→相手に「その仕事をやりたい」という変換を心がける
- ただし、「ボーナスをあげるよ」などの外発的要因を与えるとやる気の低下につながるため注意が必要
「断る余白」頼みづらい案件こそ選択肢を
- 相手の負担を考えた「断る余白」がある依頼をする
- 無理やりやってもらっても良い結果を生まない
- 選択肢の提示と負担の配慮をしたうえで、依頼を心がける
引き受けてもらうテクニック
- ①イエスを積み重ねる
- ②大変なものから提示する
- ③小出しにする
- ただ、これらはあまりお勧めではない
- 良い依頼法とは、「意欲創出」「目的の明確化」「欲求充足」が基本
頼み方の大前提
任せるタイミングを見計らう
- いつ依頼するかが大事
- 依頼するベストタイミングは「褒める」とセットで行う
頼む際は威張ったり謝ったりしない
- 頼み方のNG
- ①「威張る」
- ②「謝る」ひたすら腰低く下手にでる