アウトプットを頑張る

初めてのプログラミング学習期間中の記録と、日頃読んでいる本をメモのアウトプットをがんばります。

【読書メモ】限りある時間の使い方 オリバー・バークマン (著), 高橋璃子 (翻訳) Part2

Part1 時間を直視する

なぜ、いつも時間に追われるのか

  • 限られた時間をどう使うか、わたし達は厄介な先入観を刷り込まれている。

  • それを認知するために、時計のなかった時代をまず知る。

    • 中世初期のイギリスの農民に生まれていたら
    • 領主の土地の一角で、きつい農作業をし、収入のほとんどを領主や協会の寄付にもっていかれ、夜には、一部屋しかない小屋で家族ではなく、家畜と一緒に眠る。風呂にも入れず、歯も磨かない。
  • 1790年代 イギリスの実業家 アンブローズ・クロウリーは「仕事に関係ないこと(タバコ・歌を歌ったり、新聞を読んだり)をした時間分をすべての給料から差し引く」という方針を発表
  • ここから人間と時間との現代的な格闘が始まる
  • 時間を「使う」となった結果、時間を「うまく使わなければ」というプレッシャーが生まれた。
  • 「今」という時間を未来のゴールにたどり着くための手段に変えてしまった。
  • 「今」を犠牲にしつづけると、僕たちは大事なものを失ってしまう。
  • 「今」を生きることができず、未来のことしか考えられなくなる。

効率化ツールが逆効果になる理由

  • 忙しさは今に始まった問題ではない。

イェール大学のダニエル・マルコヴィッツが言うように、成果主義の世の中では、たとえ勝ち組であっても(つまり、エリート大学を卒業して超高給で働いている人も)、終わることのない強烈なプレッシャーにさらされつづける。誰もがうらやむ地位を手に入れても、そのポジションを維持するために、さらに死ぬほど努力しなくてはならない。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.547-551). Kindle 版.

  • 自分の限界という、みじめな現実を直面する。

シーシュポスの受信箱

  • 問題は、正しい時間管理術を見つけていないとか、努力が足りないとか、もっと早起きすべきなどの根本的な前提がまちがっている。

  • 1日に詰め込めるタスクの量を増やしたからといって、すべてをコントロール出来ている感覚なんか得られないし、重要なことを全部やるだけの時間も生まれない。何が重要家というのは主観にすぎない。自分や上司によって、重要なことが、時間内に実行可能と考える根拠はどこにもない。

  • さらに厄介な問題は、多くのタスクをこなせばこなすほど、期待値がどんどん上がっていく問題だ。

  • もっと効率的にやれば忙しさから逃れられるという希望をあえて捨てれば良いのだ。

タスク処理能力には意味がない

反射的にタスクをこなすかわりに、すべてをやりきれないという不安を抱えること。やりたい誘惑を振りきり、あえて「やらない」と決めること

オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.716-717). Kindle 版.