はじめにー本書の使い方
本書で取り扱うフレームワーク
1.「マトリクス分析」「ポジショニングマップ」
2.「SWOT分析」「クロスSWOT分析」
3.「TAM/SAM/SOM」
4.「イノベーター理論」「キャズム」
5.「4P分析」「4C分析」
6.「デザイン思考」
7.「行動変容ステージモデル」
8.「バリューチェーン分析」
9.「マルチサイドプラットフォーム」「相互ネットワーク効果」
10.「サブスクリプションモデル」
11.「ライフ・タイム・バリュー」
12.「グリーンバブル・ガイ」「ネットワーク外部性」
13.「5フォース」
14.「パーパス」
15.「KGI」「KPI」
16.「集合天才」
17.「心理的安全性」
序章
アップルを追いかけた20年のストーリー
- 本書はビジネスフレームワークを学ぶための書籍
- iPhoneやiPad、アップルウォッチなど必ずしも「アップル」がそのカテゴリで初めての製品を世に出した訳ではないが、「アップルならどうする?」「アップルならどう考える?」という期待がシリコンバレーに流れていた
- なぜ、競合は「アップル待ち」をするのか?
- アップルが市場最も早く、時価総額1兆ドル、2兆ドル、3兆ドルを達成し、なお成長し続けているのか
単に、盲目的にジョブズやアップルを祭りあげるのではなく、「何か特別な秘密があるのではないか?」という視点でアップルについて向き合ってきた
ビジネスフレームワークとは?
ビジネスフレームワークの重要な4つの理由
- 戦略的な目標の達成
- 組織の方向性の明確化
- 意思決定と効率性の向上
- 組織の柔軟性と適応性の向上
なぜアップルなのか?
- 若者から大人まで広く普及している「iPhone」を作り出している非常にブランドが強い企業
- アップルはビジネスフレームワークを高度に活かした「正しい行動」によって結果を出している企業
- 40年を超える長い歴史を持つ企業でありながら、現在もなお成長し続けている
"巨大な思考装置"をフレームワークで読み解く
- アップルは巨大な思考装置なのでは?という議論
アップルは世界中でビジネスをしている16万人を超える組織です。それだけ大きな組織でありながら、目指していることは非常にシンプルな一つのことに集約されてきたからです。
ロジカル思考、デザイン思考と、その先にあるパーパス
- ビジネスフレームワークは、ロジカル思考(論理的思考)の手段
- ロジカル思考だけでは説明できない部分の一つが「デザイン思考」
- もう一つが、「パーパス」