はじめに 10倍は常識の反対をゆく
10倍プロジェクトで変容したミケランジェロ
- ミケランジェロは、スキルを劇的にのばして自身を深め、精神面でも心理面でも変容をした。
この不可能なほどのブレークスルーをミケランジェロはいかに成し遂げたのか
心理学で注目されている概念「心理的柔軟性」
心理的柔軟性には、"自身を中身(コンテンツ)としてでいはなく、背景(コンテクスト)として見る"という重要な側面がある。これができると、考えや感情と一体化し過ぎることがなくなる。
- 人は考え、感情そのものではなく、考えや感情などのコンテンツが流れていくコンテクストとして自分を捉える
- 自分をより柔軟にものごとを受け止められるようになる
- 10倍を実践するとは、いまの生活のすべてをふるいにかけ、通過できるものはほとんどない状態
10倍はあなたが思うよりシンプルで簡単だ
- ほとんどの人は"2倍のマインドセット"
- 少しだけ先にあるもの、昇進やあと少しのお金、個人新記録を目指す
- それは、線形的。2倍の努力で2倍の成果をだす。
- 単純により早く、より力をだして同じことをもっとやるる。
- 2倍は疲弊するし、気持ちも萎える
- 10倍は、あまりに話が大きく不可能にさせ見えるため、現在のマインドセットやアプローチを捨てざるを得ない
10倍は、より多くではなく、より少なくという考えだ。
- 10倍の実践は、焦点を絞り込んでシンプルに対象を見て、対象の核心までせまり、余計なものを取り除く
10倍は「より多く」ではなく「より少なく」であるのと同時に、”量”ではなく、”質の問題”でもある
- 最も本質的で質的な変化は、人の内側、ビジョンとアイデンティティーにおいて起こる
- 10倍はその人のフィルターになる
- 人間がもっている最大の障害は注意力。
- 注意力は人間の最も限られた力で、時間よりも希少
- 大半の人は注意力散漫で、”いま、ここ”に集中することが永遠にできないようにも見える
10倍を実践する人は、"非常に限られた対象"にしか注意を向けない。しかし、的を絞って集中するので、そこで圧倒的な影響力を発揮する。
-10倍は結果ではなく、プロセス、そして能力、次のようなことをするOSである
- 将来に向けたビジョンや基準を劇的に向上させる
- 戦略やフォーカスを単純明快にする
- 本質的でないものを見つけて除外する
- 独自の分野で熟達する
- 自分のビジョンの下で喜んで働いてくれる人たちを導き、力を与える
10倍は"自分と人生を変容させるための手段"だ
- 10倍にコミットして自分を変容させれば解放されて自由になる
- 4つの自由を追求する
- 時間の自由
- お金の自由
- 人間関係の自由
- 人生の目的の自由
10倍は、自由を広げていく無限のゲームだ
- 10倍は、生半可なものでも中途半端なコミットメントでも実現できない
- 生活のなかで10倍ではないものをすべて切り捨てなければいけない